母乳の味が甘い場合・苦い場合はどうするの?

あなたの母乳は甘い?苦い?
母乳というのはお母さんの食べたものによって味がその都度変化します。
そのため赤ちゃんは毎日違った味の母乳を口にすることができ、これによって味覚が発達していきます。
しかし裏を返せば、お母さんがバランスや質の悪い食事を摂っていると母乳も質の悪い母乳になるということです。
私たちでもおいしくない食べ物は食が進みませんが、赤ちゃんでもそれは同じです。
おいしい母乳というのは、薄い練乳のようなほんのり甘い味
おいしくない母乳はあまり飲みたがらないため、放っておくと母乳の出が悪くなったり乳腺炎や詰まりなどのトラブルにもつながります。
おいしい母乳というのは、薄い練乳のようなほんのり甘い味だと言われています。
一方おいしくない母乳というのは、甘すぎたり脂っぽかったり、苦みや酸味があると言われています。
母乳が甘すぎる原因として考えられるのは、母乳が濃くなりすぎていることが多いようです。
苦みがある場合は何が原因???
苦みがある場合は甘いものの摂りすぎであるほか、脂肪分の多い食事をしていると母乳も脂っぽくベタベタしてくるようです。
このような質の悪い母乳では赤ちゃんもあまり母乳を飲みたくなくなってしまいますし、たとえ飲んでくれたとして消化が悪く赤ちゃんの身体にも負担がかかってしまいます。
時には乳児湿疹や脂漏性湿疹がひどくなるなど、赤ちゃんの肌にトラブルを起こしてしまうこともあります。
そのため母乳の味が甘すぎたり苦すぎるといった場合には、まずはお母さん自身の食生活を改めることが大切です。
母乳に苦みがある場合は「甘いもの」を控え、脂肪分の多い食事を控えるようにしましょう。
気を付ける事は?
甘い、苦いに関わらず、塩分や脂肪分の高い食事はなるべく避け、和食中心の質素な食事に切り替えるとよいでしょう。
母乳育児中は何かとストレスが溜まることも多く、ついつい甘いものを食べたくなってしまいますが、甘いものが食べたくなった時はチョコレートやケーキなどの洋菓子ではなく、まんじゅうなど和菓子を食べる方が母乳にはよいとされています。
またジュースなどの甘い飲み物も母乳の質を低下させるためなるべく避けるようにしましょう。
このように母乳の味はお母さんが食事に少し気をつけるだけで大きく変わります。
母乳を飲んでいる赤ちゃんの様子や飲みっぷりを良く観察し、あまりおいしそうに飲んでいないもしくは飲みっぷりが悪いようであれば、一度お母さんの食生活を見直してみることが大切です。