二人目の母乳育児。そしてこれから始める方へ。【Aさんの体験談:最終話】

最終話 「二人目は初めからミルクと混合授乳での育児」
一人目の時でおっぱいの飲ませ方ももう分かったし、乳腺炎や白斑などのトラブルになった時の対処法も十分経験して分かりましたので、相談室には生まれて初めに2回ほどいったきりで通院はしませんでした。
というのも、一人目の時にあれだけトラブルがあったということは、私のおっぱいはトラブルをおこしやすいのだということが身に染みて分かりましたから、あっさりと初めからミルクと混合での育児に切り替えました。
しかも、上の子は二歳になったばかりで赤ちゃん返りもありました。その中で上の子の時のように赤ちゃんにかかりっきりで授乳をすることは到底無理です。
もう一人目の時でおっぱいおっぱいの毎日は疲れてしまっていました。
そして何の躊躇もなしに、泣いたら一応おっぱいは飲ませ、その後ミルクも飲ませていたら二人目の子はみるみるうちに真ん丸になっていきました(笑)
ちなみに上の子は小さくて体重もなかなか増えませんでした。
おっぱいに頼ることを辞めたら・・・
おっぱいに頼ることをやめたら、すごく楽でした。手が離せないときはミルクを上の子に飲ませてもらっていました。
上の子もお世話に興味を持つ時期でしたから一石二鳥です。
そして驚くことに、あれだけ悩まされていた乳腺炎や白斑には一度もなりませんでした。
それだけおっぱいの量も作られなかったのでしょう。
私のおっぱいは栄養を与えることが目的ではなく、吸うことで落ち着くという、子供にとっての精神安定剤のような役割だったと思っています。
下の子は驚くほどの「卒乳」でした。
二歳を過ぎたころ、もう寝る時のためだけのおっぱいになっていたので「もう大きくなったからおっぱいやめようか」と言うと、頷くので半信半疑でしたが三日後の夜から添い乳をやめることにしました。
寝かしつけの時に「おっぱいバイバイね~」と言うと何も言わずそのまま眠ってしまったのです。
こちらは拍子抜けしてしまいました。
あっさりしすぎで寂しいくらいでしたが、その晩から夜中に泣くこともなくなり私も朝までぐっすり眠ることができるようになりました。
そうして三年間に渡る、私の母乳育児が終了しました。
娘は今のところ元気で活発に育っています。
母乳育児にどれだけの効果があったかは目には見えませんが、現在二人の娘は今のところ元気で活発に育っています。
下の娘は赤ちゃんの時から現在までよく風邪をひきますが、上の娘に合わせて赤ちゃんの時から公園など連れまわしていたのでそのせいかなと思っています。
今のうちに外で元気に遊ばせ、風邪などもひいて免疫をつけていけば、これからは強くなっていくかなと期待しています。
Aさんの母乳育児体験談【全11話】
- 【第1話】「出産、そして初乳まで。」
- 【第2話】「出産後三日目におっぱいに激痛が…」
- 【第3話】「実家帰省。そして母との母乳育児の認識の差」
- 【第4話】「桶谷式母乳育児相談室との出会い。」
- 【第5話】「一か月後、自宅近くでの桶谷式通院。」
- 【第6話】「なんと二か月目に乳腺炎。激痛に悩まされる日々。」
- 【第7話】「白斑・・・乳首に小さな水ぶくれ」
- 【第8話】「私が母乳育児の食事で気を付けたこと。」
- 【第9話】「一人目の断乳を終えて思うコト。」
- 【第10話】「断乳までの流れ。コツは添い乳と寝かしつけ。」
- 【最終話】「二人目の母乳育児。そしてこれから始める方へ。」