
母乳が出過ぎて困ってる方必見!
母乳育児において母乳が出なくて悩んでいる母乳不足については知っている人も多いと思いますが、実は母乳が出すぎて悩んでいる母乳分泌過多で悩んでいるという人も少なくありません。
母乳が出ない人にしてみればうらやましい限りでしょうが、出すぎるというのも意外と深刻な悩みをもたらします。
赤ちゃんが新生児期の頃は特に赤ちゃんの飲める量も少ないため、母乳が余ってしまうという状態が起こりやすくなります。
しかしそのうち赤ちゃんがたくさん飲めるようになると母乳が余ることもなくなりますが、中には月齢が進んでも母乳が余る状態が続くこともあります。
このように母乳が出すぎる時の基本的な対処法としては次のようなことが挙げられます。
1.【授乳後に搾乳しすぎない】
育児書によっては「飲み残した母乳は搾りきるほうがよい」という意味合いのことが書かれていることも多いと思いますが、母乳というのは搾れば搾るほど出るようになります。
そのため授乳後に必要以上に搾乳してしまうと「まだ母乳が必要なんだ」と体が錯覚を起こし、さらに母乳を作り出そうとしてしまいます。
その結果母乳分泌過多になってしまうのです。
ある程度はおっぱいが張った状態にしておくほうが母乳分泌過多を抑えることができます。
また搾るときもおっぱいをしごくように搾るのではなく、乳輪の周りを内側に押すように少しずつ搾乳すること(圧抜きする程度)が大切です。
おっぱいごとしごくように搾ると、乳腺を痛めたり余計におっぱいが張ってしまう可能性があります。
2.【冷却する】
母乳が出ない人は温めますが、出すぎる人は反対に冷やすというのが鉄則だと言われています。
アイスノンなどで冷やすこともできますが、あまり急激に冷やすのは逆効果です。
おしぼりなどを使って少しずつ冷やすことが大切です。
3.【食事に気をつける】
母乳分泌過多の場合は同時に乳腺炎にもなりやすいです。
そのため脂っこい高カロリーな食事や甘いお菓子類などはなるべく食べないようにすることが大切です。
また炭水化物でも、もち米やお餅は母乳の分泌を促進してしまうためなるべく控えたほうがよいでしょう。
水分も摂り過ぎは禁物ですが、麦茶や水など甘味のないものであればある程度は構いません。
またハーブティーの中には母乳の分泌を抑えてくれる効果のあるものもあります。
例えばセージ茶やペパーミントティーが母乳の分泌を抑えてくれるとして良く知られています。