母乳不足・少ない。4大原因は?【母乳育児の悩み】

母乳が不足・・・どうすればいい?
母乳が足りていないと思っている人でも本当は十分母乳が出ていることがほとんどです。
しかし母乳が出る量には個人差もあるため、中には本当に母乳不足もしくは母乳量が少ないという人もいるようです。
では母乳不足になる原因はどこにあるのでしょうか。
貧血
母乳というのはお母さんの血液から作られます。
そのため出産時に多量に出血をしてしまった場合、お母さんが貧血を起こしてしまい母乳不足になっているということがしばしばあります。
もともと妊娠中というのは赤ちゃんの成長に伴って循環する血液量が増えるのに対し、赤血球やヘモグロビンがあまり増えないことから貧血を起こしやすいと言われているため尚更です。
貧血になるとまずは自分の身体を回復させるという母体の防衛本能が働くため、母乳の出が悪くなるというわけです。
冷え
貧血でも触れたように、母乳はお母さんの血液が元となって作られるものです。
そのためお母さんが冷え症で体の血液循環が悪いと、母乳も出づらくなると言われています。
水分不足
母乳はその成分の大半が水分であり、お母さんの体が水分不足であれば当然作られる母乳の量は少なくなります。
1日に作られる母乳の量は600~800CCにもなると言われており、それらに必要な水分はすべてお母さんの体から賄われています。
母乳中の栄養分というのは、食事で摂取する以外にもお母さんの体の皮下脂肪に蓄えられている分を使うことができるものの、水分は蓄えがないため外から補わなくてはなりません。
そのため授乳中は普段自分に必要な量の水分に、さらに母乳の分をプラスした水分を摂る必要があるのです。
カロリー不足
妊娠中に体重が増加してしまったからといって産後に食事制限をしたり偏った食事をしていると、カロリー不足になり母乳の量が少なくなってしまいます。
1か月に1キロ程度体重が減る分にはさほど問題はないですが、2キロ以上体重が落ちているという場合は食事量が足りていない可能性があります。
十分な量の母乳を作るためにも、授乳中は1日当たり450kcalほど多めにカロリーを摂取したほうが良いと言われています。
妊娠中に増えてしまった体重は、しっかり授乳をすることで元に戻ることがほとんどですから1日3食バランスのとれた食事をしっかり食べることが大切です。