ミルク育児と母乳育児、どっちが楽?

ミルク育児をしているというお母さんもたくさん
最近では母乳育児が推奨されることも多くなりましたが、一方でミルク育児をしているというお母さんもたくさんいます。
母乳育児とミルク育児との一番の大きな違いは授乳回数にあります。
母乳は消化が良く赤ちゃんの体に負担が少ないものの、その分頻回な授乳が必要になります。
特に新生児期の頃は母乳の出もまだ十分ではないため、1日に10回近くも授乳が必要になることも少なくありません。
ミルクのメリットは
これに対しミルクは母乳に比べて消化が悪く、言い換えれば腹持ちが良いため授乳回数が少なくて済みます。
ミルク缶に記載されているとおりの感覚で授乳するだけで十分です。
そのためお母さんの中には「母乳育児よりもミルク育児のほうが楽」ということで、ミルク育児に切り替える人もいるでしょう。
しかしそれだけでミルク育児のほうが楽だと言い切ることはできないようです。
ミルク育児のデメリットとしては・・・
例えばミルク育児のデメリットとしては哺乳瓶や乳首をその都度洗浄・消毒しなくてはいけない手間がかかったり、ミルク代がかさむという経済的な問題が挙げられます。
また母乳は赤ちゃんが欲しがればその都度場所や時間をえらぶことなく与えることができますが、ミルクの場合はそうはいきません。
特に外出時は荷物もかさみますし、赤ちゃんが欲しがるときにすぐにミルクを作ってあげられるというわけでもありません。
母乳はお母さんの食事によって味も変化し、栄養分も赤ちゃんの月齢に合わせて効率よく含まれるよう変化しますが、ミルクの場合は常に同じ味で同じ栄養分しか含まれていないこともデメリットだと言えます。
このように「ミルク育児=母乳育児よりも楽」ということは言えません。
確かに授乳回数が少ないことはお母さんにとっては楽なことかもしれませんが、それ以上に母乳育児には赤ちゃんにもたらすメリットもたくさんあるのだということを忘れないでほしいと思います。
ミルク育児と母乳育児の両方にそれぞれメリット・デメリットはあります。
自分がどちらの育児方法を選択するのかは、それぞれを踏まえたうえで選ぶことが大切だと言えるでしょう。