差し乳の卒乳・断乳時期は?

差し乳の卒乳・断乳時期っていつぐらいがちょうどいいんですか?
そもそも卒乳とは、赤ちゃんのほうから自然と母乳を欲しがらなくなったり母乳自体がだんだんとでなくなることでおっぱいをやめることを言い、断乳とは母乳の出方や赤ちゃんの意思には関係なくおっぱいを飲ませるのをやめることを言います。
お母さんの身体も赤ちゃんが1歳を過ぎる頃にもなると徐々に母乳の分泌量は落ち着き、それから先は卒乳に向けて徐々に減ってきます。
差し乳の人の場合はもともとおっぱいの張りがほとんどないため、母乳の分泌量が減り赤ちゃんも自然とおっぱいを欲しがらなくなるまで待つ「卒乳」の形をとることもさほど難しくはないようです。
また徐々に授乳回数を減らすことで母乳の分泌量を抑えながら断乳していく方法も、差し乳の場合は比較的スムーズに進められることが多いようです。
「断乳」を選択せざるを得ないことも
しかし例えば授乳中に赤ちゃんを妊娠したり仕事に復帰するなどやむを得ない事情から、母乳が出ていてもある日から突然母乳をやめざるを得ない「断乳」を選択せざるを得ないこともあると思います。
差し乳の場合はあまりおっぱいが張らないため、数日は授乳をしなくても問題ないことが多いでしょう。
しかし人によっては完全に授乳がなくなるとかなり張りを感じる人もいるようです。
そんな時には圧抜きをする程度で軽く絞るという作業を繰り返すとよいでしょう。
あまり搾りすぎると断乳している意味がなくなってしまうため、できるだけ我慢することが大切です。
残ったおっぱいは・・・
おっぱいの中に残った母乳はそのうちに体内に吸収されていきます。
そうしているうちに徐々に作られる母乳の量は減ってくるため胸の張りも治まってきますが、時におっぱいの中に残った母乳が細菌感染を起こして乳腺炎を起こしたり、溜まった母乳の脂肪分が乳腺に詰まると次回妊娠して再び授乳をするときに乳腺が詰まって開きにくくなってしまうことがあります。
またしこりになっておっぱいの中に残ってしまうことも時にあります。
そのため自分で断乳・卒乳のケアをするのが不安であれば、助産師さんに相談しながら進めるのも一つの方法でしょう。