乳腺炎の4つの予防法。

おやつ?が大事。乳腺炎の予防法。
母乳育児をしている人なら味わったことも多い乳腺炎ですが、激しい痛みから「もう二度となりたくない!」と思う人がほとんどではないでしょうか。
では乳腺炎にならないためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
1.食事&おやつ
母乳育児に伴って起こる乳腺炎の原因は母乳の詰まりです。ではなぜ母乳が詰まるのかといえば、それは母乳の質が悪いからです。
そのため乳腺を予防するには、良質の食生活に気をつけ母乳の質をあげることが重要です。
十分な水分補給はもちろんですが、脂っぽい食事や消化の悪いもの、おやつは甘いお菓子などはなるべく避けることが大切です。
食事で良いとされるのは和食を中心とした粗食であり、温かい汁物は特に母乳の詰まりを防ぐうえで効果的だと言われています。
授乳中はストレスが溜まることもあり甘いものが食べたくなることも多いと思いますが、そんなときでもおやつはケーキなど脂質の多い洋菓子ではなく和菓子を食べるほうがよいでしょう。
水分もただ単にたくさん摂ればよいというわけではありません。
冷たい飲み物やジュースは体を冷やしてしまうため、なるべく温かい飲み物をこまめに飲むことが大切です。
2.偏りのない授乳をする
例えばいつも同じ側のおっぱいから授乳をさせていると、反対側のおっぱいは詰まりやすくなり乳腺炎の原因になります。
またいつも同じ体勢で飲ませることも良くありません。
いつも決まったところに飲みのこしができてしまい、乳腺炎を引き起こしてしまうことがあるからです。
そのため左右同じ時間で飲ませたり、縦抱きでも横抱きでも、フットボール抱きで飲ませるなど授乳に工夫をすることも乳腺炎の予防になります。
3.こまめな授乳
授乳間隔が空きすぎると母乳が溜まりすぎてしまい、おっぱいが張ることで乳腺炎になりがちです。
そのため授乳はなるべくこまめに行い、おっぱいを溜めすぎないようにすることが大切です。
もしも授乳間隔が空いてしまった場合は、圧抜き程度に少し搾乳すると症状を和らげることができます。
必要以上に搾乳しない
母乳育児をしたいお母さんは、母乳をたくさん出したいからと必要以上に搾乳してしまうことが少なくありません。
しかし必要以上に搾乳してしまうと母乳が分泌され過ぎてしまい、ひいては乳腺炎を起こしやすくなってしまいます。
必要量の母乳は赤ちゃんに吸ってもらうことで十分出るようになりますから、必要以上に自分で搾乳しないことが大切です。
このようなポイントに注意するだけで、乳腺炎は予防することが十分可能です。
これから母乳育児を考えているお母さんや、今母乳育児をしているお母さんは、是非気をつけてみてほしいと思います。